七宝焼きとは何ですか?

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七宝焼き(しっぽうやき)は、古くから中国で発展した陶芸技術で、金属製の七宝と呼ばれる宝石を埋め込んだ装飾品や器物を作る技法です。日本に伝わった七宝焼きは、奈良時代に仏教文化とともに伝わりました。

七宝とは、金属を7つの色に染め上げたものを指します。主に金、銀、銅、鉛、錫、赤銅、そして金に似た色を持つ「白銅(はくどう)」を使用します。この七種の金属を細かく砕いて、釉薬と混ぜ合わせて焼成することで、多彩な色の宝石のような表現ができます。

七宝焼きは、仏具や宮廷の品、そして現代では食器やアクセサリーなど様々な用途で作られています。技術の高さと美しさから、世界中で愛される陶芸のひとつとなっています。

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