アメリカ人に喜ばれる日本のプレゼント

読み物

多文化社会のアメリカ人に喜んでもらえるプレゼントってなんだろう?

「ジャパンパレード」毎年5月にニューヨークで開催!

アメリカで日本の伝統や文化を紹介する「ジャパンパレード」が毎年開催されていることをご存じでしょうか。2024年5月に3回目のジャパンパレードがニューヨークで開催されました。99団体、2500人が行進した沿道には多くの日本ファンが駆けつけ、日本文化を体験できるブースには長い行列ができました。タブロイド紙のニューヨーク・ポスト(New York Post)やデイリーニューズ(Daily News)など様々なメディア媒体でとりあげられるほど、日本の文化はアメリカ人にとって、以前よりもっと身近なものになっています。

毎年5月、アメリカでは「AAPI月間」というアジア系、太平洋諸国の人々を称える月間があり、ジャパンパレードはその一環でもあり、初夏のアメリカ各地では、アジア文化にちなんだ行事が各地でおこなわれアジア文化一色になります。

ジャパンパレードにはハローキティなどアニメや漫画のキャラクター、地方自治体や教育機関、日本航空・全日空・伊藤忠・丸紅・住友商事・三井物産・東京海上などの企業、じつに様々なジャンルの団体が毎年参加しています。

世界で活躍する音楽アーティストやハリウッドスターも日本のものが好き

東京ドーム7日間公演のために2024年に来日した世界的人気アーティスト、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)は日本好きを過剰にアピールするファンサービスで、日本愛マシマシなオフショット姿をたくさん公開しています。ブルーノは「東京が好きな7つの理由。1酒、2ラーメン、3寿司、4うどん、5乾杯、6乾杯、7完売の東京ドーム」そして「ブルーノさんのテーマソング」という日本のために作られたオリジナル楽曲といっしょにインスタグラムに投稿。ブルーノは「なんて魔法のような場所なんだ。忘れられない経験をさせてくれて、この東京の街で真のカワイイ王になった気分にさせてくれた日本の美しい人々に感謝します。いつも愛しています。あなたのブルーノさんより」と日本のファンへメッセージをおくりました。

ブルーノ・マーズさんがInstagramに投稿した日本滞在記の動画には、美味しそうにぐい呑みでお酒を飲む姿や楽しそうに駆け回ったりポーズをとる姿が、まさにカワイイキング!とってもKAWAII♡と評判!

世界的に人気な有名人が日本でたのしむ様子などをInstagram(インスタグラム)やX(エックス)で投稿していますが、その度に海外からの日本文化への関心がますます高まっていると感じます。

世界的な歌姫とも縁がある招き猫

招き猫は、愛らしいポーズで福を手招いてくれる日本独自の縁起物です。招き猫はアメリカでも人気があります。アメリカ版の招き猫は手のひらを自分に向けているデザインが主流で、瞳が青いバージョンもあります。

親日家としても有名な歌手のケイティ・ペリー(Katy Perry)も2010年の来日公演の際に招き猫柄のドレス姿でその歌声を披露しました。また、ミレニアル世代を代表する歌姫 デュア・リパ(Dua Lipa)も2023年冬の日本公演の際には、プライベートで招き猫で有名な世田谷区の豪徳寺を訪れ、招き猫の画像をInstagramに投稿していました。

まねきねこは「welcome cat(ウェルカム キャット)」 や 「lucky cat(ラッキー キャット)」、ドル硬貨を抱えたものは 「dollar cat(ダラー キャット)」 と呼ばれ、アメリカでも目にする機会が増えました。

ハリウッドスターも日本のものが好き!

ハリウッドスターのキアヌ・リーヴス(Keanu Reeves)は日本のラーメンが大好きで映画公開のイベントが無くても極秘来日で何度も日本に来ているリピーターとしても有名です。お箸を使ってラーメンを食べるキアヌの目撃情報が何度もSNS上にあがるほどです。

アメリカを代表する「ドル箱俳優」のひとりでもあるウィル・スミス(Will Smith)は過去のインタビューで”一番”好きなヒーローに「ウルトラマン」と日本を代表するヒーローの名をあげたことがあります。

日本とアメリカのプレゼントの習慣の違い

アメリカではプレゼントを贈るタイミング、機会は年間を通してさまざまです。日本と同様にクリスマス、誕生日、バレンタイン(アメリカの場合は男性から女性へ)、父の日&母の日の他、結婚祝いや退職祝いにプレゼントを贈ることはよくありますし、ベビーシャワーなど人生の節目にもプレゼントを贈ります。また、特別な日でなくても、ホームパーティーに呼ばれたら手土産として、ワイン、デザート、花などを持参するのはアメリカの大人の常識です。

プレゼントには素敵なラッピングが必須です。アメリカ人のラッピングに対する愛は熱いものがあります。アメリカでは包装紙に年間26億ドルを費やしているという調査結果もあるほどです。アメリカのクリスマスシーズンは女性も男性もラッピングペーパーやリボンを購入して、自分で包装することが多いのです。日本では貰った手土産の包み紙などをその場で開けないことも多いと思いますが、アメリカではプレゼントをもらったらすぐにその場で開け、受け取った嬉しさを最大限に表現することが贈った相手に対しての礼儀やマナーでその最たる手法は、包装紙をビリビリと豪快に破くことです。時間と手間をかけたラッピングを瞬時に豪快に破られるとなると、日本人からするとビックリしてしまうかもしれません。この豪快なプレゼントの『開封儀式』こそがアメリカ流です。贈ってくれた人へ喜びや感謝をもっともわかりやすく示す表現方法なのです。

ジャパンプライズの包装紙は銀色のブロック柄で慎ましく礼を伝える落ち着いたデザインです。好評のギフト包装は無料サービスです。

【厳選3点をピックアップ!】アメリカ人に喜ばれるプレゼント

アメリカ人に喜んでもらえる日本らしいプレゼントを3点厳選してご紹介いたします。

写真立て(フォトフレーム)

アメリカでは家族写真をたくさん飾っている家庭が多く、オフィスでもパッと目に入るところに飾られている方が多いです。写真立て(フォトスタンド)はアメリカではコミュニケーションツールでもあるので実用的な贈り物といえます。

【SAKEブーム】日本酒にぐい呑み

リピート来日している外国人旅行者の最大の動機は「食」。日本食の世界人気が一般化され、日本酒もブームとなっております。プレミアム日本酒「獺祭(だっさい)」で知られている旭酒造は「世界中の人々の日常にSAKE文化を根づかせたい」という願いとともに、2023年9月、ニューヨーク州に酒蔵を開業し「NY生まれ、NY育ち」のSAKEの醸造しています。NYには日本酒バーも登場。地元の人々が日本酒を楽しんでいます。ひとつ注意点があり、アメリカでは、飲酒ができる年齢が日本と違って21歳からなので、誕生日や成人祝いなどお祝いの日の贈り物に間違えてプレゼントしてしまわないように気をつけましょう。

コーヒーブレイクに菓子器

コーヒーブレイク発祥の国とも言われるアメリカ。自動車産業の発展とともに、社員にコーヒーでひと息つく時間を設ける規則が制定されました。カフェイン効果によって仕事の集中力を向上させることを狙い、定められたそうで、経済大国アメリカといわれる秘訣はコーヒーブレイクかもしれません。アメリカでは、食物アレルギーを持っている方の割合が日本に比べてとても多いです。日本のお菓子など、お土産で人気はありますが、アメリカでは成人の食物アレルギー有病率が10%超と言われていますし、宗教上の問題なども考えられるため「食べ物」の贈り物はよく注意しましょう。

アメリカでのNGギフトが、ビジネスシーンでよく見かけるノベルティなど「会社のロゴ」が入ったものです。広告物や宣伝に対して敏感なので、ギフトという名目で宣伝しているのでは誤解されます。自社のロゴや会社名が入った品物を贈ることはアメリカではマナー違反です。また、食品・飲料類をギフトに選ぶ際はとくに注意した方が良いです。

2024年は新たなクールジャパン戦略がリブート!

クールジャパンに着目した政策は、2010年頃の経済産業省の取組みから始まっており、アフターコロナを迎え、クールジャパンを取り巻く環境は大きく変化しています。各業界も新たなフェーズに移ってきていることを実感していることでしょう。内閣府は6月に「新たなクールジャパン戦略」を発表しました。リブート始動の動きがこれから楽しみです。過去のクールジャパン戦略については明確な定義がなかったのですが、インバウンド需要が高まっている今、海外の方が楽しんで発信している日本の魅力はまさしくCOOL(かっこいい)と言えるのではないでしょうか。

伝統工芸品をつくるアーティスティックでクリエイティブなTAKUMI(匠)たちの作品が、世界中の人々の手に届くことをジャパンプライズは願っております。

タイトルとURLをコピーしました